現地コラム
COLUMN
石垣島でウミガメに出会える?出会えるウミガメの種類やスポットを石垣島在住スタッフが徹底解説します!
みなさんこんにちは!
石垣島最大級のアクティビティショップ
「石垣島 ADVENTURE PiPi」です!
石垣島の美しいエメラルドブルーの海には、サンゴや熱帯魚など様々な生き物が生息しています。
そして、その中でも人気が高いのが、ウミガメです。
毎年、石垣島のビーチにはウミガメが産卵に訪れており、シュノーケリングやダイビング中に一緒に泳ぐこともできます。
こちらのコラムでは、石垣島のウミガメについてご紹介いたします。
目次
石垣島のウミガメの特徴
亜熱帯気候に属する石垣島だからこそ高確率でウミガメと遭遇することができます。
遭遇スポットを選んで訪れれば、一年を通して70%ほどの確率で出会うことができるといわれています。
夏のシーズンに訪れるとほぼ100%の確率で遭遇することができます。
確実にウミガメを観たいという方は、夏場に訪れることをお勧めします。
石垣島のウミガメは1m越えのものが多く、中には2mほどのウミガメも生息しています。
石垣島で出会える
ウミガメの種類
ウミガメはとは海に生息するカメの総称であり、国内にはウミガメは5種いるといわれています。
その中で、石垣島で出会うことができるウミガメは3種類。
パッとした見た目では区別がつかないかもしれませんが、違いが分かっていれば判別することができます。
そんな石垣島に生息するウミガメの特徴について、ご紹介していきます。
石垣島出会えるウミガメの種類
①アオウミガメ
アオウミガメは頭がまるく、穏やかな顔に似合わずシュッとした顔立ちです。
甲羅は非常になめらかであり、卵のような形が特徴的です。
体長は大きいもので100㎝近くにも達し、世界的にも最大サイズのウミガメです。
アオウミガメの名前の由来は体内の脂肪の色が青っぽいことからこの名前が付きました。
甲羅は赤茶色や黒っぽい色をしています。
熱帯、亜熱帯地域の沿岸付近にて生息しており、巨大な体であるものの食性は草食性で、主に海藻類を摂餌しています。
絶滅危惧種に指定されていますが、保護活動の成果が実ってか年々確認される個体数が増加しています。
石垣島出会えるウミガメの種類
②アカウミガメ
アカウミガメは、その名の通り甲羅の色が赤茶色であることからこの名前が付きました。
国内で産まれたアカウミガメはカリフォルニア半島沖まで回遊し、日本近海まで戻ってくる外洋性です。
そのため、アオウミガメほど出会うことができませんが、産卵のシーズンには浅瀬でも遊泳しているため、時期を選べば出会うこともできます。
そんなアカウミガメは体長が約80cm程、体重が100kg程でアオウミガメよりも少し小さいです。
甲羅の形が特徴的で、ハートの形をしておりフジツボがついていたりします。
食性は雑食性で、藻類のほかに貝やヤドカリなども食べます。
硬いものをためものを食べるため強い顎も有しています。
アカウミガメもまた絶滅危惧種に指定されています。
石垣島出会えるウミガメの種類
③タイマイ
タイマイは体長が70cm~80cm程、体重は約60kgとアオウミガメ、アカウミガメよりも小さな種です。
甲羅は黄色や黒褐色でモザイク模様であり、後部は緑色でギザギザとしています。
タイマイの甲羅はその美しい模様からベッコウの原料として、狩猟の対象とされてきました。
そのため、現在では絶滅危惧種にも指定されるほど個体数が減少してしまいました。
そんなタイマイの食性は肉食性であり、貝やクラゲなどを捕食します。
顔が小さいため、サンゴとサンゴの間に顔をいれ、捕食したりします。
アオウミガメの次に会える可能性の高いウミガメです。
ウミガメの生態
カメは約2億5000年前に陸上に登場し、海へは約1億年前に進出したとされています。
そして、恐竜が全盛期であった白亜紀から現在にかけ、長期にわたってこの地に存在してきました。
海に入ってから、より海で生活がしやすいように足はひれ状になり、甲羅は泳ぎやすいよう流線型になりました。
このような特徴から、長期にわたって海を渡ることができるようになったのです。
そんなウミガメといわれると、産卵シーンのイメージが強い方が多いのではないでしょうか。
ウミガメは産卵時期になると、人工的な光の少ないビーチに訪れて穴を掘り産卵をして海へ戻ります。
産卵時に涙を流しているように見える光景は、すごく感動的ですよね。
ですが、あの光景は涙を流しているわけではなく、塩水を出しているだけだといわれています。
ウミガメの生息時期
上記でもご紹介した通り、ウミガメは一年を通して出会うことができます。
特に、夏のシーズンである5月~9月の産卵期に高確率で出会うことができます。
ただし、ウミガメはとても繊細かつ警戒心が強いため、人工的な光が入るビーチには訪れません。
近年では島の開発が進み、ウミガメが訪れる石垣島のビーチも減少しつつあり、随時対策がなされています。
また、砂のきれいなビーチでは、ウミガメの産卵が多く目撃されています。
産卵シーンに出会ったときは、ウミガメを刺激することはせず、ライトの使用もやめましょう。
ウミガメが絶滅危惧種な理由
ウミガメは一度の産卵で100個ほどの卵を産みますが、成体になるのは5千匹に1匹といわれています。
砂浜の中で孵化した子ガメは、一匹の力では這い上がることができず、何十匹もの子ガメが一斉にもがくことで何匹かだけ地上へ出ることができます。
そして、地上へ這い上がった子ガメも、ほとんどがカニや鳥に襲われて死んでしまいます。
やっとの思いで海の中へ入ることができても、魚やサメに襲われて死んでしまう子ガメもいます。
そして、私たち人間の出したゴミで、命を落としてしまうウミガメも後を絶ちません。
そのような問題から、ウミガメは絶滅危惧種にされているのです。
石垣島でウミガメに出会える
おすすめスポット5選
石垣島は光害の影響を受けるビーチが増えたことも事実ですが、ウミガメと会うことができるスポットはあります。
また、近頃は光害対策もされるようになってきて、ウミガメが戻りつつあるビーチも存在します。
みんなで協力して、ウミガメが生息しやすい環境を作っていきましょう。
現時点でウミガメと遭遇することのできるエリアについてご紹介いたします。
石垣島でウミガメに出会える
おすすめスポット
①青の洞窟
石垣島の知る人ぞ知る青の洞窟は人気の観光スポットです!
太陽の光が洞窟の中へ差し込み、海面が青く見え、その光景はまさに神秘的。
青の洞窟付近では、サンゴや魚をたくさん見ることができ、運が良ければウミガメを見ることも!
青の洞窟は、市街地から車で約30分ほどの場所に位置し、米原ビーチの先にあります。
非常に細く舗装されていない道を行くので、レンタカーで行くより、ツアーで行くことをオススメします。
石垣島でウミガメに出会える
おすすめスポット
②川平湾
川平湾は日本百景にも選ばれている場所で、石垣島へ行くなら必ず訪れていただきたい観光スポットの1つです。
川平湾は絶景を眺められることで有名ですが、アクティビティを楽しむことができます。
潮の流れが速いため泳ぐことはできませんが、船(グラスボート)に乗ったりSUPやカヌーを体験することができます。
そして、運が良ければアクティビティ中にウミガメに遭遇することも!
SUPやカヌーをしながらウミガメに出会えるなんて、石垣島ならではの楽しみ方ではないでしょうか。
ぜひ、川平湾でアクテビティをしながらウミガメを探してみてください。
石垣島でウミガメに出会える
おすすめスポット
③バラス島
西表島と鳩間島の間に位置するバラス島は、潮が満ちているときは海の中にあり潮が引くと徐々に姿を現す奇跡の島です。
この島はサンゴのかけらのみが堆積してできています。
このような島は北半球のみであり、世界的でみても2か所しか発見されていません。
そんなサンゴのかけらによってできた島であるため、周辺にはサンゴが豊富に自生しており、魚たちも多種多様に生息しています。
このような環境だからこそ、ウミガメも高確率で出会えることができます。
バラス島へは、西表島から船で行くことができます。
※石垣島からの直行便はございません。
西表島からのツアーになります。
石垣島でウミガメに出会える
おすすめスポット
④大崎ビーチ
大崎ビーチは、石垣島の北西部にある屋良部半島の南西に位置する最西端のビーチです。
大崎ビーチは人足がほとんどいない穴場スポットであるものの、ダイビングやシュノーケリングなどのアクティビティに向いてあるビーチです。
沖合に行けばサンゴ礁が広がっており、魚やウミガメたちとも会うことができます。
そのため、ウミガメはもちろんサンゴや魚の観察にも最適の場でもあります。
ウミガメシュノーケル体験を精一杯楽しみましょう!
石垣島でウミガメに出会える
おすすめスポット
⑤米原ビーチ
米原ビーチは島民にとても親しみがあるビーチの一つです。
ビーチからエントリーしてすぐのところにサンゴ礁があり、少し沖合に向かうとサンゴ礁が重なって見えるWリーフがあります。
リーフの間から魚たちやウミガメがひょっこり顔を出していたりと、他のビーチでは見ることのできない光景を観ることができます。
ただし、Wリーフのある沖合付近では、流れが強くなるポイントもあるので、ガイドを付けることをおすすめします。
夏のシーズンは川平湾方面に夕日が沈むところをのぞむことができるので要チェックです!
ウミガメに出会えるかも!
石垣島のおすすめ
アクティビティ5選
ウミガメと出会うことができるスポットについてご紹介いたしました。
シュノーケルやダイビングは初心者の方がむやみにフィールドを選んで行います。
そんなウミガメに出会えるかもしれない、おすすめのアクティビティについてご紹介いたします。
石垣島のおすすめアクティビティ
①青の洞窟シュノーケリング
初めにご紹介するアクティビティは、青の洞窟シュノーケリングです。
太陽光が差し込み海面や洞窟内で反射することで、洞窟内が青く輝くとても美しいスポットです。
シュノーケリングで洞窟内を泳いでいくと、海上から見る光景とは異なる美しい青に包まれる空間があります。
そんな石垣島の秘境である青の洞窟の周辺には、70種を超えるサンゴがあり、魚やウミガメを観察することができます。
石垣島ナンバーワン観光スポットである川平湾に並ぶ人気スポットなので、ぜひ訪れてほしい場所の一つです。
石垣島のおすすめアクティビティ
②幻の島シュノーケリング
上でもご紹介しました幻の島のシュノーケリング体験です。
白砂のビーチには草木が生えておらず、視界を遮るものがないため、360度パノラマビューを堪能することができます。
石垣島屈指のSNS映えスポットであり、上陸するだけでも楽しむことのできる幻の島です。
幻の島の周囲に広がる石西礁湖にはサンゴや熱帯魚、ウミガメたちが豊富に生息しています。
サンゴの上でお食事中のウミガメや、水面近くをぷかぷか浮かぶウミガメなど、いろいろな表情のウミガメを見ることができます。
初めてで心配される方も多いかもしれませんが、ツアーではガイドが丁寧にレクチャーしますので、安心して参加することができます。
石垣島のおすすめアクティビティ
③サンライズSUP/カヌー
石垣島を早朝から楽しみたい方におすすめのアクティビティツアーです。
日の出前の薄暗い時間帯から始めるので、SUPやカヌーの上から日の出を拝むことができます。
360度石垣島の海に囲まれながら迎える朝は最高に清々しい時間となるでしょう。
SUPやカヌーは比較的安定している乗り物なので、アクティビティや運動が苦手な方でもできます。
また、カヌーは2人乗りや3人乗りもできるので、お子様連れにもおすすめのアクティビティです。
早朝からのツアーなので、当日帰宅予定の方でも参加することができます。
石垣島のおすすめアクティビティ
④青の洞窟シュノーケリング
&川平湾SUP/カヌー
石垣島の二大観光スポットである、青の洞窟と川平湾でアクティビティをできるプランです!
ミシュラングリーンガイド三ツ星も獲得した、石垣島を代表する景勝地である川平湾では、SUPやカヌーを体験することができます。
神秘的な青の洞窟では、洞窟の中に入って記念撮影をしたり、周辺でシュノーケリングをすることができます。
丸一日石垣島の海でアクティビティを満喫したいという方には、ぜひこちらのプランをおすすめします!
沖縄の二大観光スポットで全力で石垣島のアクティビティを楽しみましょう!
石垣島のおすすめアクティビティ
⑤サンセットSUP/カヌー
先ほどサンライズSUP/カヌーをご紹介しましたが、こちらはサンセットタイムに行うSUP/カヌー体験です。
石垣島に訪れた当日に、すぐにでも石垣島でアクティビティがしたいという方にいかがでしょうか。
ビーチで眺めるサンセットもいいですが、会場をクルージングしながらのサンセットは癒されること間違いなしです。
日が沈んだ後の石垣島の景色は、昼間とはまた違った顔を見せてくれます。
当日予約も可能なので、晴れている日を狙って予約してみてください!
さいごに
石垣島のウミガメについてご紹介いたしました。
ウミガメにもいろいろな種類があり、そのうち3種類が石垣島では確認できるとのことでしたね。
ウミガメを見ることができるスポットやツアーも様々ありました。
あなたはどこのスポットでウミガメを見てみたいですか。
ぜひ、石垣島の見どころの一つなのでウミガメと一緒に泳いだり写真を撮ったりしてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。