現地コラム
COLUMN
石垣島の生き物24選!石垣島在住スタッフが徹底解説します!
みなさんこんにちは!
石垣島は美しい海を始め、マングローブ林、沖縄で最高峰の山、川も多い大自然が広がる島です。
石垣島で生きている生物は本土とは全く違う生態系を築いています。
本記事では石垣島の生き物たちについて紹介いたします。
目次
石垣島の生き物
石垣島は「東洋のガラパゴス」といわれている西表島の東部20㎞程度のところにあり、西表石垣国立公園に指定されております。
本土では見かけることのできない動物や植物が生息しており、それらの固有種が数多く人間と共存しています。
石垣島の生き物の特徴・理由
石垣島固有の生き物たちの特徴として挙げられるのは、本土などの近縁種に比べるとサイズが大きいこと。
温暖な気候のため季節の風物詩となるようなホタルを年中見ることができること。
渡り鳥などが渡りにくることなどが挙げられます。
石垣島の生き物たちの特徴には、石垣島の地理的特徴が大きく関わっています。
年中温暖な環境のため、それに適応した動物たちに進化したことや温暖な場所を求めて訪れているためと言えます。
石垣島の生き物でサイズが大きいのは基本的にカエルや虫などの変温動物です。
ホタルなども気温が高いために冬でも生存できており、渡り鳥も温暖な場所を求めてきています。
石垣島の生き物24選
ここからは石垣島に住む生き物たちについてご紹介します!
実際どんな生き物たちがいるのか必見です!
石垣島の生き物・陸編
石垣島の生き物たちを陸と海にジャンル分けして、ご紹介していきます。
陸編でご紹介する生き物はナイトツアーで見られる生物もいます!
① アカテガニ
アカテガニは本土でも確認されていますが、石垣島にいるのは別種で正式にはリュウキュウアカテガニです。
甲は四角く、体色は赤、ハサミは大型の雄個体でもほぼ左右同じ大きさです。
繁殖期の 6〜10 月頃にかけ、小さな卵を持っている姿を夜間に発見されることが多いです。
現在リュウキュウアカテガニが生息する環境は、護岸整備や埋立の工事などで生態に大きな影響を受けています。
②オキナワアナジャコ
マングローブの森の中を探検中によく見かける、泥が塚状に盛り上がっている場所がオキナワアナジャコの巣です。
普段は巣の中に棲み、めったに姿を現すことはないがたまに見かけることができます。
体長155mmほどで、個体により鮮やかな赤や暗い赤の体色をしています。夜に観ることができます。
夜行性かつ巣の中にいることが多いため、見つけることができたらラッキーです。
③ヤシガニ
ヤシガニは夜行性の生物で、八重山諸島にしかほとんど生息しない甲殻類の生物です。
寿命は50年以上あり、大型の個体のハサミの力は100㎏を超えると言われています。
陸に住む甲殻類としては最大種です。ぜひナイトツアーで見てみましょう!
④イシガキモリバッタ
琉球列島に生息するモリバッタの石垣島亜種で、石垣島にしかいない貴重な種になります。
体色が白味が強いのが特徴で木の幹などに張り付いて同化しています。
年中見かけることができ、森林内や林縁に生息するので見つけるのは簡単です。
非常に警戒心の強いバッタなのですぐ飛んでいきます。
⑤オオゴマダラ
日本最大の蝶々であるオオゴマダラの大きさはなんと最大13㎝~15㎝ともいわれています。
石垣島では優雅に飛んでいる姿を見ることができます。
ふわふわと飛んでいるオオゴマダラはほんとうに美しく、魅了されてしまいます。
金色に輝くオオゴマダラの蛹も魅力的です。
⑥オオシママドボタル
日本最大のホタルとして知られているオオシママドボタル。
雄は2cmほど、雌は3cm以上ある個体もいるとされています。
10月から2月にかけて石垣島で見ることができる冬のホタルです。
幼虫も発光するので足元にぽかぽかと光っていたらオオシママドボタルの幼虫かもしれませんね。
⑦サキシマヒラタクワガタ
サキシマヒラタクワガタは八重山諸島に生息しているクワガタで、石垣島では最もよく見るクワガタです。
日本に生息するヒラタクワガタの亜種としてはもっとも大型な種類の一つ。
飼育が簡単で繁殖力が強く、成長も比較的早いということから飼育目的で本土に送られることが多いです。
⑧インドクジャク
人為的に持ち込まれたものの中に、動物園などでも見かけるインドクジャクも生息。
石垣島は温暖で暖かい気候にくわえエサが豊富で天敵がいない為、クジャクも繁殖してしまいます。
雑食性で、絶滅危惧種である天然記念物のキシノウエトカゲを含むトカゲ類などを捕食し、生態系を壊す要因となっています。
生態系だけでなくヒトへの被害も甚大で、畑の農作物を食い荒らしてしまう。
⑨カンムリワシ
日本では八重山諸島にだけ生息するカンムリワシです。
後頭部に白い羽毛が混じった冠羽が生えるため冠鷲という名前がついています。
特別天然記念物でかつ絶滅危惧種に指定されている希少種ですが、石垣島の林でもたまに見かけます。
⑩コサギ
サギの仲間で越冬のために本州から石垣島を訪れることで知られています。
全身白色で、繁殖期には2本の長い飾り羽を頭に持ちます。くちばしは一年中黒色。
島では海岸や川などの浅い水辺で餌をさがしている姿を見かけることができます。
冬を越すと日本本土に戻っていきます。
⑪オオヒキガエル
南米原産の体長8~15cmの大型のカエルです。主に池や水田などに生息している外来種。
耳の後ろに耳腺とよばれる大きな毒腺をもち、敵に襲われると背中の皮膚から毒を出します。
普通にさわる分には問題ありませんが、触ったらきちんと手を洗いましょう。
⑫キシノウエトカゲ
宮古諸島・八重山諸島の全域に分布している固有種で石垣島にも生息しています。
体長約40cmにもなる、日本産トカゲ最大の種類です。
草地や海岸林など比較的開けた所でよく見かけられますが、外来種に捕獲されることが多く減少の一途をたどっています。
そのため国指定の天然記念物に指定されています。
⑬キノボリトカゲ
木に登るからキノボリトカゲと名付けられたトカゲです。
石垣島にいるのはオキナワキノボリトカゲという種類で、オスは全体的に緑色をしており、メスは薄い緑です。
山地にも人家付近にも見られる石垣島ではポピュラーなトカゲと言えます。
⑭サキシマカナヘビ
サキシマカナヘビは石垣島固有のカナヘビで日本に分布しているカナヘビとしては最大種となっています。
マングローブ林などの森林に生息。動物食で、昆虫などを食べて暮らしています。
2020年に国内希少野生動植物種にも指定されているため、捕獲・殺傷なども禁止されています。
石垣島の生き物・海編
石垣島といえばやはり島を美しい海ですよね。
石垣島の海の中にはどんな生物がいるのか気にりますよね。
海に住む生き物たちの中にはシュノーケリングツアーでも出会える生物もいます!
⑮ウミガメ
石垣島で一度は見たい、ツアーで一番人気なのがウミガメです。
石垣島周辺でよくみられるのはアオウミガメで、主にサンゴや海藻などを餌とします。
息継ぎする瞬間や、餌を食べているかわいらしい姿も必見です!
⑯マンタ
マンタには「オニイトマキエイ」と「ナンヨウマンタ」の2種類がいます。
石垣島周辺では主に「ナンヨウマンタ」が見られます。
性格は温厚で、好奇心が強く、警戒心はあまり強くありません。
石垣島では3月~10月の期間(特に繁殖シーズンの9月~10月)では高い確率でマンタに会うことができます。
⑰カクレクマノミ
ファインディングニモで有名になったカクレクマノミも、石垣島の海に生息しています。
イソギンチャクと共生しており、海底を見ているとひょっこりとイソギンチャクから顔を出すことがあります。
性別が変化することでも知られており、群れで一番大きい個体がメスになり、二番目に大きい個体がオスになります。
⑱サンゴ
サンゴは刺胞動物門に属する生物です。
サンゴの色は褐虫藻と呼ばれるプランクトンが光合成することによってさまざまな色になります。
石垣島と西表島の間には石西礁湖と呼ばれる日本国内最大のサンゴ礁海域が広がっております。
そのため、シュノーケリングやダイビングなどでも人気なスポットが多く存在します。
石垣島の生き物・危険生物編
石垣島に生息する生き物の中には”危険”とされる生物も生息しています。
観光の際に注意したい生物についてもご紹介します。
⑲ハブクラゲ
ハブクラゲは、ネッタイアンドンクラゲ科のハブクラゲ属に属しており、強い神経毒を有するクラゲです。
ハブクラゲに刺されると激痛が走り、触手がついた部位にはミミズ腫れや水疱、細胞壊死が生じます。
重傷の場合はショック症状の後に呼吸困難、心肺停止に陥り、最悪の場合死に至ることも。
非常に危険なので、防止ネットなどで管理されていないビーチへ赴く際は、細心の注意を払いましょう!
⑳エラブウミヘビ
エラブウミヘビは、海に生息するコブラ科エラブウミヘビ属の毒蛇です。
性格は温厚ですが毒はハブの80倍と、噛まれると命を落とすほど強力なため要注意です。
見た目はかわいらしい柄ですがとても危険なので、見つけたとしても決して近づかないようにしましょう。
㉑カツオノエボシ
カツオノエボシクダクラゲ目に属する刺胞動物であり、実はクラゲではなくヒドロ虫の仲間です。
名前の由来は複数のヒドロ虫が集まって形成された群体となっており烏帽子(エボシ)のような形をしているため。
触手には非常に強い毒があるので、刺されると激痛が走ります。
最悪の場合死に至ることもあるため、見かけても決して触れてはいけません。
㉒ヒョウモンダコ
ヒョウモンダコは体長10cmほどの小さなタコですが、唾液にフグ毒と同じ強力な神経毒を含んでおります。
大変恐ろしい生物であり、噛まれてしまった場合最悪死亡するケースもあるのです。
ヒョウモンダコは突ついたり刺激を与えると、体中に瑠璃色のリング状もしくは棒状の紋様が現れます。
豹柄に見えるため、“ヒョウモンダコ”と命名されました。
㉓オニヒトデ
オニヒトデは、サンゴのある海に広く分布しており、成体がサンゴを捕食することで問題になりました。
繁殖能力も高いため一時期大量発生し、大規模にサンゴが捕食されてしまいました。
オニヒトデに刺されると激痛が走り、アナフィラキシーショックにより重症になることもあります。
景観保護と安全性の確保、いずれの観点でも、多くの問題を抱える生物だと言えます。
㉔ハナミノカサゴ
ハナミノカサゴの背鰭を中心に毒を有しており、腹鰭の間にツルギがあるため、触れてしまうととても危険です。
刺されると激痛が走って患部が腫れ上がり、重症化すると吐き気や腹痛などの症状も出てしまいます。
刺されてしまった場合は、40〜45℃のお湯を患部にあてて応急処置を行います。
処置を行った後は速やかに近くの医療機関を受診する必要があることを覚えておいてください。
石垣島のおすすめ
アクティビティ5選
石垣島に住む生き物たちは、ジャングルや海の中など様々なフィールドに生息しています。
様々なフィールドで行うアクティビティでも珍しい生き物たちに出会えるかもしれません!
石垣島のおすすめアクティビティをご紹介します!
石垣島のアクティビティ
①ジャングル&星空ナイトツアー
最初にご紹介するツアーは”ジャングル&星空ナイトツアー“です。
夜空には無数の星を望むことができ、亜熱帯の自然の中には変わった生き物たちが多く生息します。
亜熱帯特有の生物たちもとても魅力的であり、ご存知かもしれませんがヤシガニはその中でも人気の生き物です!
甲殻類最大級のヤシガニを見ることができるのも石垣島ならでは。思い出に残るレア体験になるでしょう!
石垣島のアクティビティ
②青の洞窟シュノーケリング
石垣島の北部、米原ビーチ近くに位置する青の洞窟は、シュノーケリングスポットとしても人気です。
周辺の海にはカラフルな魚やサンゴ礁が棲息しており、小さなお子様から大人まで楽しめます。
石垣島で洞窟探検とシュノーケリングの両方を楽しめるのは青の洞窟だけ!
運が良ければウミガメに会えることも!
石垣島のアクティビティ
③宮良川カヌーツアー
石垣島の自然を感じることができる大人気アクティビティ宮良川カヌーツアーです。
国立公園である西表石垣国立公園の一部に指定されている宮良川のマングローブ群落の中をカヌーで進んでいきます。
上流を目指して進んでいくと、琉球珊瑚石灰岩がむき出しになった箇所があります。
ツアー中珍しい生き物と出会えるかも!?石垣島が作り出した自然の迫力に驚くこと間違いなし!
石垣島のアクティビティ
④の島シュノーケリング
石垣島の人気スポット「幻の島」でのシュノーケリングは、石垣島に来たら外せないおすすめのアクティビティです。
幻の島は浜島と呼ばれており、真っ白な白砂でできた無人島です。
サンゴ礁や熱帯魚が生息しているポイントでのシュノーケリングです。
沖合の方では運が良ければウミガメやマンタと遭遇することができるので探してみしょう!
石垣島のアクティビティ
⑤ホタルツアー
3~5月の期間限定でホタルツアーを開催しております!
この時期に日本最小といわれている「ヤエヤマヒメボタル」がよく見られます。
ヤエヤマヒメボタルが放つはかない光は人々を感動させます。
石垣島に3~5月にお越しの際はぜひ美しいホタルを見てみてはいかがでしょうか。
お土産は通販がおすすめ!
石垣島の生き物についてご紹介してきました!
石垣島旅行へ行った際は、ぜひ本土では出会えないような亜熱帯地域特有の生き物たちを探してみてください。
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貴重な時間がとられることもありませんし、手荷物が増えることもありません。
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ネット |
・送料がかかる。 ・実物を直接確認できない。 |
さいごに
石垣島に生息している生き物たちは珍しい生物から危険生物まで多種多様な種類の生き物がいます。
危険な生き物も生息しているため、海などの自然の中で遊ぶ際には事前に調べておくことが大切です。
石垣島を訪れた際は、安全面に気をつけながら数々の生き物観察を楽しんでみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。