現地コラム

COLUMN

石垣島のマンタについて!石垣島在住スタッフが徹底解説します!

2023-01-05 02:47

みなさんこんにちは!

 

石垣島といえばダイビングをしたい!という方も多いのではないでしょうか?

 

ダイビングは長時間海中でウミガメやクマノミを観察したり、海中探索することができます。

 

海中で出会える生き物の中でもマンタは特に人気です。

 

海の女王とも呼ばれるマンタの泳ぐ姿を非常に優雅です。

 

本記事ではそんな石垣島のマンタについてご紹介いたします。

 

マンタとは

マンタスクランブル

マンタには「オニイトマキエイ」と「ナンヨウマンタ」の2種類がいます。

 

この2種類の主な違いは大きさです。オニイトマキエイの体格幅は6〜8m、ナンヨウマンタは5m以下です。

 

石垣島周辺で見られるマンタは「ナンヨウマンタ」です。

 

オニイトマキエイ

オニイトマキエイ世界最大のエイです。

 

日本の太平洋沿岸の北の広域を回遊するものはオニイトマキエイで、沖縄周辺の沿岸域にいるものはナンヨウマンタです。

 

大西洋にいるものは現在調査中とのことで、さらに新種が見つかるかもしれません。

見分けのポイント

①背中の白い斑紋が、平行で直線的。
②口裂周囲に黒い部分が多い。
③第5鰓孔(腹側の鰓の孔で一番尾に近いもの)に接して黒い斑紋がある。

 

ナンヨウマンタ

性格は温厚で、好奇心が強く、警戒心はあまり強くありません。

 

神経質な面もあり、進路邪魔すると逃げることもあります。

見分けのポイント

①背中の白い斑紋が、八の字にカーブ。
②口裂の周囲は白、もしくは薄い灰色。
③第5鰓孔に黒い斑紋がない、もしくはほんのわずか。

 

エイとマンタの違い

エイとよく似ているマンタですが、それぞれの違いについてご紹介いたします。

 

エイは普段、海底にじっとしていて、海の底の生物を食しているのですが、マンタは違います。

 

主に中層や表層の動物性プランクトンを泳ぎながら捕食します。

大量の海水を飲み込み、水をエラから排出して、プランクトンだけを摂取します。

 

普通のエイの目は背中についていますが、マンタの目は頭あたりにあります。

 

エイの口は底面にありますが、マンタは口も前端にあります。

このようにエイとマンタではいくつかの違いがあります。

見分けのポイント

①口の位置(エイ:腹部、マンタ:頭部)

②泳いでいる場所(エイ:海底、マンタ:海面付近)

 

石垣島 マンタの生息地

オニイトマキエイ外洋性ですが、ナンヨウマンタ沿岸サンゴ礁で暮らしています。

 

場所によっては、高い密度群れを成して生息しています。

 

石垣島周辺には約2000体以上のマンタがいると言われています。その中でも川平石崎が有名です。

 

石垣島でマンタに会う方法

一番定番の方法としては、スキューバダイビングです。

 

川平石崎マンタポイントの中に「マンタスクランブル」と「マンタシティ」という2つのポイントがあります。

ボートさえ出す事ができればマンタとの遭遇確率は90%と言われています。

 

3月~10月の期間(特に繁殖シーズンの9月~10月)では高い確率でマンタに会うことができます。

マンタスクランブル

運が良ければ10体以上のマンタに会うことができるでしょう。

 

浅いので、明るいところで観察ができます。

 

が多く通過する場所でもありますので、インストラクター指示に従って行動しましょう。

 

石垣島で
マンタダイビングに参加する
おすすめの理由・特徴

石垣島のマンタ

マンタダイビングをおすすめする理由はいくつかあります。

 

まず、ダイビングでマンタ鑑賞すると、より近くで色々な角度から観察することができます。

また、ツアーで参加すればガイドさんによる写真撮影もしていただけることが多いです。

 

そして、マンタ以外にもサンゴや熱帯魚など他の生き物の観察もできるのでマンタダイビングに参加することをおすすめします!

 

石垣島で
マンタダイビングに参加する
おすすめの服装

幻の島

ダイビングをすることになるため、濡れても良いように水着着用することが必須でしょう。

 

他には、海から上がったときのことを考えてタオルビーチサンダルも持参すると良いでしょう。

幻の島

石垣島はオールシーズン日差しが強いので日焼け止めは必須です。

 

ウェットスーツ、マスク、フィンなどダイビング体験に必要な器材についてはショップで用意されるので、準備する必要はないでしょう。

 

石垣島のマンタのシーズン

マンタはスポットを選べば全シーズンを通して遭遇することができます。

 

シーズンごとの特徴と出現スポットについてご紹介いたします。

 

石垣島のマンタのシーズン
3月~6月

石垣島のマンタ

このシーズンになると徐々にゆったりとしたあたたかい南風へと変わっていまきます。

 

暖流も通っているため、シュノーケリングやダイビングなどのマリンアクティビティには適している時期といえるでしょう。

 

適温で楽しめる時期です。マンタ以外にも大きなお魚たちを見ることができる時期でもあります。

 

石垣島のマンタのシーズン
7月~9月

このシーズンは観光客で賑わうホットシーズンです。

 

アクティビティベストシーズンといえるでしょう。

 

マンタに会える確率が最も高いシーズンのため、このシーズンにマンタツアーに参加するのも良いかもしれません!

 

石垣島のマンタのシーズン
10月~12月

風向きが南から徐々に北へと変わり始めるシーズンです。

 

このシーズンはマンタが繁殖する時期でもあるので、一度のダイブで複数のマンタを見ることができる可能性が高いです。

 

巨大なマンタが自分の周りを遊泳するような光景を見ることができるかもしれません!

 

石垣島のマンタのシーズン
1月~2月

この時期から風が北風に変わります。

 

海況が少し荒れやすいため、マンタの出現するスポットへアクセスすることができない日も少なくないでしょう。

 

インストラクターの指示のもと無理はしないように楽しみましょう!

 

石垣島でマンタに
遭遇した時の注意点

マンタと遭遇した時の注意点は、とにかくマンタが嫌がる行動をとらないということです。

 

もし嫌がる行動をとってしまうと毎年訪れているマンタが現れなくなる可能性があります。

 

ダイバーの方がしっかり守ってきたため貴重なマンタを今でも鑑賞することができます。必ず守りましょう。

マンタと遭遇した時の注意点

①触らない

②近づきすぎない

③泳いでるところを横切らない

④ぶつからない

 

悪天候の場合は?

シュノーケリングやダイビングなどは基本的に雨天時でも催行されます。

 

しかし、風が強い日は船が出すことができなかったり、波や流れが強くダイブが危険な恐れがある場合は中止になることもあります。

 

石垣島でマンタに
会える確率は?

マンタも生き物であるため100%出会えるとは保証はできません。

 

しかし、他の海域に比べて高い確率で遭遇することができます。

 

また、マンタが出現するスポットやシーズンを狙っていけばより一層高い確率で出会うことができるでしょう。

 

石垣島の
冬の海の気温は?

石垣島 幻の島シュノーケリング

冬の石垣島の気温は最低気温で16〜18度近くになります。

 

そんなに低く感じませんが、冷たい北風が濡れた体にあたると体感ではそれから数度低く感じます。

石垣島 幻の島シュノーケリング

一方、冬の海の水温は20度前後あり、気温よりも高くなることがあります。

 

そのため、ウエットスーツを着用すれば問題なく海でアクティビティすることができます!

 

石垣島の冬にできる
おすすめのアクティビティ

石垣島の冬はウェットスーツを着用すれば問題なく楽しめます!

 

マンタに会える冬におすすめの石垣島のアクティビティをご紹介します!

 

おすすめのアクティビティ
①体験ダイビング

冒頭でご紹介した通り、体験ダイビングであれば長時間海に潜水することができます。

 

マンタをより近くで観察することがきます!

一緒に写真を撮る時も息の心配をほとんどしなくて良いダイビングの方が余裕を持って撮影できます。

 

マンタを鑑賞したり、他にも大きな色鮮やかな沖縄特有の魚たちと一緒に泳ぐことができるのには体験ダイビングがおすすめです!

 

おすすめのアクティビティ
②シュノーケリング

石垣島 青の洞窟 シュノーケリング

シュノーケルでマンタに出会えるツアーもあります。

 

ダイビングに比べると確率は減りますが、気候や海況によりますが、マンタに会う事が可能です!

 

マンタが石垣の美しい海を悠々と泳ぐ姿をぜひ観察してみてくださいね。

 

終わりに

石垣島のマンタについてご紹介してまいりました。いかがだったでしょうか。

 

1年を通してマンタと遭遇できます!

 

マンタと出会える確率が高い夏場や繁殖時期により可能性が高い秋などありますが、あなたはどのシーズンにてマンタを見てみたいですか?

 

ぜひ、優雅に泳ぐ海の女王を鑑賞してみてくださいね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。