現地コラム
COLUMN
石垣島・西表島のマングローブについて!人気マングローブツアーも!石垣島在住スタッフが徹底解説します!
みなさんこんにちは!
日本にもマングローブが存在してることをご存知でしょうか。
国内最南端の八重山諸島の属する石垣島亜熱帯気候という日本の中では変わった気候であり、その特徴的な気候からかわった動植物が生息・生育しています。その中の一つにマングローブがあります。
南国の地というイメージをより印象付ける“マングローブ”。石垣島では様々な種類のマングローブを見ることができるので、旅の目的の一つとして訪れてみるといいかもしれませんね。
本記事では石垣島マングローブについてご紹介いたします。
目次
石垣島のマングローブの特徴
冒頭でもご説明のとおり、石垣島は亜熱帯気候のためマングローブが群生しています。
マングローブとは熱帯・亜熱帯気候のの河口付近の汽水域にて自生する木の総称です。マングローブという木があるわけではないのですね。
八重山諸島に属する石垣島にはヤエヤマヒルギという種が多く、他にもオヒルギ、メヒルギなどがあります。
国内では鹿児島の屋久島以南にマングローブは自生しており、30種確認されています。世界には100種を超えるマングローブがあるとも言われています。
マングローブは淡水と海水が混ざり合う汽水域にて生育しており、他の植物との大きな違いは海水の中でも生育できる点でしょう。
マングローブは海水を根から吸い、塩のみ根や葉から出すことができため海水中でも生育できます。葉の裏をみてみると、塩の塊が付いていたりするのでみてみるのもいいですね。
歯をかじってみるとしょっぱく感じるのも特徴的です。
石垣島のマングローブのおすすめの理由
石垣島は国内ではマングローブの名所であり、その特徴的な見た目と緑豊かなビジュアルが見るものを心豊かにさせてくれる存在感があります。
河口や海辺の近くに自生しているため、周辺を散歩したり、ドライブしている時に確認することができます。より近くで観察してみたい方はカヌーやSUPなどのアクティビティに参加してみるのもいいかもしれません。
石垣島を含む八重山諸島では約8種類のマングローブの木を見ることができ、海水域、汽水域、淡水域といった塩分の変動によって自生する植物が変わるのもみて楽しむことができるポイントです。
マングローブによって形の変わったものが多く、面白い形をしているものもあります。
そんな石垣島で見ることができるマングローブを少しご紹介いたします。
石垣島のマングローブ①ヤエヤマヒルギ
はじめにご紹介するまんぐろはヤエヤマヒルギです。
ヤエヤマヒルギとは八重山諸島で最も多く自生するマングローブです。根から海水を吸い上げると枝先に近い歯に塩を溜め込み、上限に達したら葉そのものごとポツリと落ちます。
葉の色により塩を含んでいるか判断することができます。本来、緑色ですが塩を含むにつれて葉の色を黄色へと変えていきます。
干満の差が大きい水域で自生しているため、支柱根と呼ばれる頑丈な高床式の根の張り方をしています。根の間には隙間がちらほらあるため生き物の住処にも利用されており、生態系サービスを提供する一端を担っています。
石垣島のマングローブ②オヒルギ
オヒルギはヤエヤマヒルギとは大きく異なる点があります。それは根の形にあります。
ヤエヤマヒルギが高床式の蛸足のような形をしている一方で、オヒルギの根は膝が折れ曲がったような形をしています。
この特徴から”膝根”と呼ばれています。
干潮時のマングローブクルージング中に、膝が水中から剥き出しになっているところを目にすることができます。
ヤエヤマヒルギのようにしっかりと地中に根を張っているのではなく、地面に沿うように生えています。
石垣島のマングローブ③メヒルギ
メヒルギはオヒルギと対にされるマングローブであり、オヒルギは”雄ヒルギ”、メヒルギは”雌ヒルギ”と記されます。
メヒルギはオヒルギと比べて幹が細く綺麗な花を咲かせ女性らしい点からこの中オヒルギと比較してこの名を付けられました。
このメヒルギはマングローブの中でも寒さに強く、石垣島や西表島だけでなく他の離島でもよくみられます。
マングローブの木とは思えないほどの可愛らしい花が咲いているので是非ご覧くださいね。
石垣島のマングローブ④ヒルギダマシ
最後にご紹介するマングローブはヒルギダマシです。
ヒルギダマシはヤエヤマヒルギやオヒルギ、メヒルギなどのヒルギ科には属しませんが海水にも耐えられることから、近縁を意味する”ダマシ”をつけてヒルギダマシと命名しました。
英名が”pencil root”という名前の通り、鉛筆のように細長い木々が水面から直立している姿が特徴的です。
石垣最大の湾である名蔵湾にポツリポツリと生えているところを確認することができます。他の種と比べて自生しているエリアが少ないため、ぜひ探してみてくださいね。
石垣島のマングローブスポット3選
石垣島にはマングローブを見ることができるスポットがいくつかあります。基本的に川の水と海の水が混ざり合う汽水域に生育するといわれています。
そんな石垣島のマングローブスポットについてご紹介いたします。
石垣島のマングローブスポット①吹通川
はじめにご紹介するマングローブスポットは”吹通川”です。
吹通川は石垣島の平久保半島のエリアを流れる川であり、国指定の天然記念物のヒルギが群落をなしています。この群落は石垣島最大級のマングローブといわれています。
吹通川のマングローブまでアクセスするには吹通橋の近辺の駐車場に車を置き、そこからのびる階段により川まで入ります。干潮時はマングローブの根の部分まであらわになるので、潮見表を確認していきましょう。
住所:沖縄県石垣市野底
電話: 0980-82-2809
石垣島のマングローブスポット②宮良川
宮良川は石垣島で最大の流域面積を誇る川であり、河口域の約1.5kmに至ってマングローブ林が広がります。
その広大な河川とマングローブに囲まれた光景は壮観です。フィールドとしてもとても大きいので、多くのアクティビティが催行されています。
SUPやカヌーにてクルージングしながらヒルギが蛸足のよつに根を張る姿を目にしてみてください!
宮良橋の上からもマングローブや生き物たちを観察することができますが、せっかくならアクティビティも体験しながらマングローブを近くで観察してみてくださいね。
住所:沖縄県石垣市宮良
電話: 0980-82-2809
石垣島のマングローブスポット③名蔵湾
最後にご紹介するマングローブスポットは”名蔵湾”です。
名蔵湾は石垣島南西部に広がる島最大の湾であり、市街地から車で約20分とアクセスも良おスポットです。
マングローブが自生するエリアとしても知られますが、海にはサンゴや熱帯魚たち、湾周囲には干潟があったりと生物多様性の高いことでも有名です。
そのため、ラムサール条約によってこのあたり一帯は保護対象されています。
この名蔵湾の最大の特徴はサンセットがとても美しい点です。西方に拓けているため、地平線上の海へと沈みゆく太陽がとても美しく画になります。
日中はマングローブや干潟で動植物観察をして、夕方に美しいサンセットを拝んで最高の1日の締めくくりにするのもありですね。
住所:沖縄県石垣市名蔵
電話: 0980-82-2809
石垣島のマングローブのおすすめアクティビティ
ここまで石垣島のマングローブについて、そのマングローブが自生するスポットについてご紹介しました。そんなマングローブスポットでより楽しめるアクティビティについてご紹介いたします。
石垣島のマングローブのアクティビティ①吹通川SUPツアー
はじめにご紹介するアクティビティは”吹通川SUP”です。
吹通川は宮良川と比べてコンパクトな川となっています。そのため、小回りの利くSUPでのクルージングは障害物などを避けるのに良いです。また、魚など見つけた際に、近くで見るために追いかけたりもできるので吹通川でのSUP体験はお勧めです。
SUPの経験者でも海でしか行ったことがないという方が多いと思うので、これを機会に緑に囲まれてSUPにトライするのもいいかもしれませんね。トレッキングも楽しみましょう!
石垣島のマングローブのアクティビティ②吹通川カヌーツアー
次いでご紹介するマングローブアクティビティは”吹通川カヌー”です。
吹通川のツアーは河口から上流にかけて登っていくのが一般的です。そのため、海方面から川へと向かうので、塩分の違いによりさまざまなマングローブを目にすることができます。また、そんなに大変ではありませんが上流へと向かっていくのである程度の体力を要します。その点、カヌーは他のアクティビティよりも推進力が高く、2人乗りもあるため体力を分担しながら進むことができます。
上流についたらそこからより奥までトレッキングをし、目的地である屋比久の滝へと向かいます。屋比久の滝は縁結びの滝ともいわれ、恋愛パワースポットとしても有名です。
のんびりとマングローブを見ながらパワースポットへと行くことができるのは吹通川カヌーだからこそです!
石垣島のマングローブのアクティビティ③宮良川SUPツアー
続いてご紹介するマングローブアクティビティは”宮良川SUP”です。
宮良川は石垣島最大流域面積の川だからこそ、その壮大なフィールドで自由度の高いアクティビティを楽しむことができます。特に、SUPは乗り方さまざま遊び方さまざまなため、自由度の高いフィールドとの相性がとても高いです。
また、とにかく自然が綺麗なためおしゃれアクティビティであるSUPはとても写真映えします。
マングローブSUPでたくさん写真を撮りましょう!
石垣島のマングローブのアクティビティ④宮良川カヌーツアー
宮良川カヌーは石垣島アクティビティの定番中の定番ですね。
初めてのジャングルクルージング、雰囲気もあり、ドキドキの少し怖いと感じる方もいるかもしれませんね。
ですが、ツアーアクティビティであるリバーカヤックで利用されるカヤックは安定性・浮力が非常に高く、転覆や沈没するようなことはほとんどありません。
そのため、小さなお子さまや泳ぎが苦手な方も安心して参加することができます。特に、小さなお子さま連れの方は、2人乗りのカヤックもあるのでお子様と同乗できるため安心できるかと思います!
国内No.1リゾート地のジャングルクルージングぜひご堪能ください。
また、石垣島から足を伸ばして離島へ遊びに行かれる方は、フェリーのチケットはオンラインから購入するのが便利です。
事前支払いなので、当日はスマホを見せるだけで乗船することができます。春休みやGWなど、ハイシーズンのフェリーチケット売り場は長蛇の列ができるほど混雑しますが、オンラインでチケットを事前購入しておけば、当日チケット売り場の行列に巻き込まれる心配もありません。スムーズ&ストレスフリーな旅行を楽しむことができます。石垣島と西表島でも見られる植物が違ったりするので、離島をめぐり、それぞれの島特有の景色や街並みに出会いに行くのも楽しいです。是非参考にしてみてください↓
石垣島のマングローブのアクティビティ⑤サンライズSUP/カヌーツアー
石垣島のマングローブ林で行うサンライズSUPツアーは、マングローブと同時に日の出(サンライズ)の景色を楽しむことができます。
また、早朝に行うため、飛行機で帰る日の当日でも参加が可能です。
せっかくの石垣島旅行、お酒を飲んで夜遅くまで楽しむのもいいですが、一日くらい早起きしてツアーに参加するのもいいですね。
早朝ツアーなので混みにくいのも人気の理由の一つです!
石垣島のマングローブのアクティビティ⑥サンセットSUP/カヌーツアー
サンセットツアーでは、マングローブのフィールドで、日の入り(サンセット)を見ながらSUP又はカヌーのクルージングを楽しむことができます。
石垣島で見るサンセットは空気が澄んでおり、綺麗に見えます。SUPで寝転びながら見るのもいいですね。
また、ツアー終了後にそのまま晩御飯を食べに行くこともできます!
さいごに
石垣島のマングローブについてご紹介いたしました。いかがだったでしょうか。
国内最南端のリゾート地だからこそ味わえる環境、絶景がありましたね。マングローブを堪能できるスポットやアクティビティについて主にご紹介していまいりました。どこかに気になるスポットはございましたか?ぜひ、足を運んでみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。