現地コラム

COLUMN

石垣島の観光スポットの吹通川の行き方と遊び方について!石垣島在住スタッフが徹底解説します!

2020-04-30 04:20

みなさんこんにちは!

吹通川

 

国内№1リゾート地である石垣島といえば青い海と白砂のビーチがとても印象的でマリンアクティビティのイメージが強いかと思います。ですが、実は石垣島の見どころは海だけでなく川や山なども魅力満載です。特に石垣島の川は亜熱帯気候特有のマングローブが群生しており、とても雰囲気あるフィールドとなっています。

 

石垣島の川である吹通川は恋愛のパワースポットである”縁結びの滝”があります。また、リバーアクティビティも盛んにおこなわれており、人気沸騰中のため要チェックです。
本記事では吹通川についてご紹介いたします。

 

 

 

 

吹通川とは

 

 

吹通川

吹通川は石垣島港離島ターミナルから車で約40分の場所に位置する、国の天然記念物に指定されるヒルギ林が群生する川です。
石垣島にはアクティビティによく利用される有名な川が宮良川と吹通川の2つがあります。後者についてご紹介いたします。
吹通川は島内最大流域を誇る宮良川と比べるとコンパクトな川ですが、河口から上流まで簡単にアクセスできるので流域ごとの動植物の変化を楽しむことができる人気のあるスポットの一つです。

吹通川

 

 

マングローブの他に干潟もあるため様々な生物相を感じるのにもベストな環境です。川の上流へ向かうには主にSUPカヌーが利用されます。詳細は吹通川の遊び方でご紹介いたしますね。

 

吹通川の行き方

吹通川

吹通川は石垣島の北東部に突き出した平久保半島に流れる川です。そのため、県道79号線沿いを北方へ向かい伊土名ビーチの近くにあります。
吹通川に架かっている橋の手前右側に吹通橋駐車場という無料の駐車場があります。駐車場からはマングローブ群落へアクセスできる階段がり、底を降りていくと川に入ることができます。
干潮時にはマングローブの特徴的な根も確認できるので潮見表を確認してゆっくり散策してみてください

 

吹通川の詳細情報

 

吹通川

野底岳を源流とする吹通川の全長は約2.2kmあり、下流~河口では海水と混じる汽水域ではマングローブ群落が広がっています。
マングローブとは熱帯・亜熱帯気候の河口の湿地帯や沿岸の干潟など干満差の影響を受ける汽水域に生育する植物の総称であり、特定の一植物を指し示すものではありません。そのため、もちろんマングローブの中にも種類があります。

吹通川

 

 

吹通川でよく見かけられるのは天然記念物であるヒルギ科の植物です。主にオヒルギやヤエヤマヒルギが群落を形成しています。
干満の影響により形成される砂州や断崖には植物が豊富に生育しています。
マングローブは魚やカニの隠れ家になる一方で、鳥類の繁殖や成長に必要な場所という側面を持っており水中だけでなく陸上の生態系を支えています。

 

 

吹通川

吹通川は海と近いこともあり、ここに生息するエビや魚、カニなどの水中生物の多くは海と川を行き来して生活しています。アクティビティでは海側から河口に入り上流へと向かうため、アクティビティ中に移動している生き物たちを観察することができるかもしれませんね。トレッキングを楽しみましょう!

 

 

吹通川の遊び方

吹通川

 

 

上でも少し触れましが吹通川をフィールドとしてアクティビティのメインはSUPかリバーカヤックです。
透明度抜群の石垣島海をスタート地点とし、上流へ向かって河口へ入っていきます。上流へ進むにつれて海で観られた魚たちとは異なる生き物たちが姿を現します。特に、マングロー群落を形成する植物の種類が変わるため目で見ても楽しむことができます。

吹通川

 

 

たこ足が伸びる高床式の見た目をしたヤエヤマヒルギやひざのような形が水中から突出するオヒルギ、枝葉が細くきれいな花を咲かせるメヒルギなど様々あります。ぜひ、SUP/カヤッククルージングの際に何の植物のマングローブなのかガイドさんと答え合わせしながら観察してみるのもいいですね。植物の他にも干潟にはシオマネキが潮を招いていたり、ハゼがぴょんぴょんと飛んでいたりとかわいらしい光景を目にすることができます。

 

 

吹通川

上流に到着すると、その奥地には縁結びの滝と呼ばれる”屋比久の滝”へとトレッキング体験をします。
屋比久の滝はそんなに落差が大きな滝ではないので安全に滝つぼで遊ぶことができます。少し滝つぼで遊んでスタート地点へ帰っても往復2時間ほどなので、ちょっとした時間でアクティビティ体験したい方や体力に自信ないけど石垣島マングローブ川でクルージングされたい方にお勧めです。

吹通川

 

 

冬場は北風が強くなりマリンアクティビティがしばしば催行中止になりますが、石垣島のリバーアクティビティはマングローブが防風・防波堤の役割をするため問題なく体験することができます。
気象状況によってアクティビティの選択をするのも良いかもしれません。

 

吹通川の基本情報
スポット名:吹通川
住所:沖縄県石垣市野底1215-1
アクセス:新石垣空港から車で約20分、石垣港離島ターミナルから約35分
電話番号:0980-82-1535(石垣市役所観光文化課)
無料駐車場:あり(吹通橋駐車場)
利用料金/無料

吹通川の関連アクティビティ一覧はこちら

 

 

まとめ

吹通川

 

 

吹通川についてご紹介いたしました。いかがだったでしょうか。
吹通川は亜熱帯気候特有のマングローブに囲まれる生物多様性の高いとても雰囲気のある川でしたね。
吹通川のポイントは下記の通りです。

 

吹通川のポイント
・天然記念物のマングローブの群生地
・汽水域のため塩分の変動によるヒルギの種類の変化を楽しめる
・SUPやリバーカヤックによる躍動感あるアクティビティ体験
・北風の強い冬場もアクティビティ催行OK
・縁結びの滝”屋比久の滝”

 

上記のポイントを押さえてぜひ吹通川へ訪れてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。