現地コラム

COLUMN

黒島とは?石垣島在住スタッフが徹底解説します!

2020-07-01 12:26


みなさんこんにちは!
黒島をご存じですか?
黒島は、牧草地が広がる風景が形成され牛の島としてのどかな牧場の風景が島中に広がる放牧の島となりました。黒島で1年ほど育てられた子牛の多くは、全国のブランド牛産地で肥育され、石垣牛をはじめとするブランド牛として出荷されています。海ガメが産卵に訪れる黒島の海には、八重山屈指の美しいサンゴ礁が広がり、シュノーケリングに絶好のポイントとなっています。
本記事では黒島について紹介します。

 

 

 

黒島とは?特徴・おすすめの理由

 

牛頭石

 

人口よりも放牧されている牛の数の方が多い島、それが黒島です。
そんな牛だらけの島もやはり南国の島のため美しい海に囲まれており、牧畜と水産が近くで共存する珍しい光景を見ることができます。
年に一度牛まつりがあるほどの牛三昧な黒島は魅力満載です。
黒島は西表島の左方に位置する島の形がハート型している島です。そのしまのかたちから『ハートアイランド』という愛称で親しまれています。
そんな牛まみれの黒島では年に一度、黒島の牛まつりが行われます。さまざまな牛料理を提供されたり、催し物がある中、目玉イベントは、抽選により当たる一等牛一頭です。黒島の牛まつりのタイミングに来られる方には、ぜひ参加して一等を当てていただきたいです!

 

 

黒島へのアクセス・島内の移動について

黒島船客ターミナル

黒島へのアクセスには、石垣島から1日5本フェリーが出ています。黒島発の最終便は、17:35になるため夜景を見たい場合には黒島に泊まる必要がありますね。便数も限られるため、計画的な黒島観光をしましょう。

 

 

石垣島⇔黒島のアクセス情報
■黒島行フェリーの料金表
窓口購入価格
大人
2,230円
小人
1,120円

■黒島行フェリーの時刻表
石垣発、黒島発
8:00 、8:35
9:30 、10:05
13:00 、13:40
15:20 、16:00
17:00 、17:35

 

島内の移動は徒歩か自転車で移動できます。島は比較的小さく徒歩だと2時間半程度で一周することができます。ただ観光スポットや集落の間はなにもない放牧地帯が広がっているので時間を短縮したいという方は自転車をレンタルしましょう。港のすぐそばや民宿で借りることができるので、訪れる際には一報を入れ確認してみてください。

 

黒島の観光スポット10選

①保慶海岸

 

保慶ビーチ

 

 

保慶海岸 は島の西側にある島の夕日の名勝として知られています。海岸沿いには岩が散見される岩場で小さな牛の形やきのこの形をした岩があります。砂は珊瑚の砂場ですので、一見砂地に見えても素足などで入らないようにしましょう。岩場が多くシュノーケルや泳ぐのには不向きな場所ですが、木陰があり、のんびりしやすい海岸です。

 

 

保慶海岸の基本情報
スポット名:保慶海岸
アクセス: 港から車で約7分、徒歩で約30分

 

②牛頭岩

 

②牛頭岩

 

ブズマリの先にある岬に牛の頭の形をした岩があります。波の浸食によって牛の形になった岩は牛の島の異名をとる黒島にはぴったりの観光スポットです。

これはボックスのタイトルです。
スポット名: 牛頭岩
アクセス: 港から車で約5分、徒歩で約20分

 

 

③仲本海岸

 

仲本海岸

 

仲本海岸は、島の西側に広がる黒島で最も人気の透明度抜群のビーチです。
干潮になるとリーフによってくぎられた天然の巨大プールが出現します。プールの中にはお魚が泳いでいることもあり、天然の水族館ともいえます。島の西側にあるので、夕日がキレイなスポットとしても人気です。

 

仲本海岸の基本情報
スポット名: 仲本海岸
アクセス: 港から車で約10分、徒歩で約30分

 

 

④黒島ビジターセンター

 

黒島ビジターセンター

 

沖縄が薩摩藩の支配下にあった時代に、八重山群島の総元締の一機関として置かれた村番所があった場所に設置されている施設です。島の歴史、昔使用されていた民具や、農具、生活用品などが置かれ昔の島の生活を想像することができます。他にも、壁に大きく描かれた黒島の海の生き物などの絵などが飾られ、黒島のことがぎゅっと凝縮された場所でもあります。
じっくりと黒島のことを理解することができるので、島の散策の前に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

 

黒島ビジターセンターの基本情報
スポット名: 黒島ビジターセンター
住所: 沖縄県八重山郡竹富町字黒島1
アクセス: 港から車で約5分、徒歩で約20分
営業時間:9:30~16:30
定休日:月曜日

 

⑤西の浜

 

西の浜

 

西の浜は、その名の通り黒島港の西部に位置している白砂が1km以上も続く大きなビーチです。透明度の高い海はとても自然豊かで環境が良いです。例年4月〜9月の夜間にウミガメが産卵にやってきます。ウミガメは自然豊かな静かな海にしかこないため、それほど西の浜が自然が残った豊かな海かおわかりいただけると思います。

 

 

西の浜の基本情報
スポット名: 西の浜
アクセス: 港から車で約2分、徒歩で約10分

 

⑥伊古桟橋

 

伊古桟橋

 

青い海の中にまっすぐ続く桟橋で昔ながらの黒島の文化を伝えてくれる桟橋です。現在は桟橋としては利用されてはいません。2005年に国の登録有形文化財に登録されました。

 

 

伊古桟橋の基本情報
スポット名: 伊古桟橋
アクセス: 港から車で約10分、徒歩で約30分

 

⑦黒島灯台

 

黒島灯台

 

黒島灯台は、ハートアイランドのちょうどトンガリの部分に位置する灯台です。ハートの形の起点の部分に位置することからカップルで訪れると恋愛が成就するといわれている、まさに島のランドマークです。
夕景・夜景ともに美しい光景を見ることができるスポットとして知られますが、冬場には水平線上に南十字星が見えます。黒島に泊まることがあれば必ず押さえたいポイントですね

 

 

黒島灯台の基本情報
スポット名: 黒島灯台
アクセス: 港から車で約15分、徒歩で約50分

 

⑧プズマリ

 

プズマリ

 

琉球王国時代に海上交通を監視する遠見台として使われていた琉球石灰岩を積み重ねた小山です。黒島で一番高い場所にあり歴史を感じさせます。

 

 

ボプズマリの基本情報
スポット名: プズマリ
アクセス: 港から車で約5分、徒歩で約20分

 

⑨アサビシバナ

 

アサシバナ

 

黒島港の西側に、人が横になってようやく通れる狭さの岩の隙間があります。これが「アサビシバナ」で、1972年に竹富町指定の天然記念物となっています。以前は、隙間が桃の様な形をしていましたが、最近では下部が砂で埋まってしまいその形を確認することができなくなりました。

 

 

アサビシバナの基本情報
スポット名: アサビシバナ
アクセス: 港から車で約2分、徒歩で約10分

 

⑩黒島研究所

 

黒島研究所

 

黒島でウミガメやサメ、サンゴなどの研究をしている施設で、見学することができます。研究所という名前のとおりウミガメの生態を研究し本などを出版されています。
黒島はウミガメの産卵スポットとしても有名で、産卵シーズン中は、研究所がナイトガイドを行っているので興味のある方は参加してみてください。

 

 

黒島研究所の基本情報
スポット名: 黒島研究所
住所: 沖縄県八重山郡竹富町字黒島136
アクセス: 港から車で約5分、徒歩で約20分
営業時間:9:00~18:00

 

一泊二日で行く黒島のおすすめモデルコース

 

1日目

9時30分 石垣島離島ターミナルから、黒島へ

 

黒島船客ターミナル

 

↓移動時間:船で30分

10時 黒島到着 宿にチェックインし昼食

12時半 西の浜

 

西の浜


西の浜は、その名の通り黒島港の西部に位置している白砂が1km以上も続く大きなビーチです。透明度の高い海はとても自然豊かで環境が良いです。例年4月〜9月の夜間にウミガメが産卵にやってきます。ウミガメは自然豊かな静かな海にしかこないため、それほど西の浜が自然が残った豊かな海かおわかりいただけると思います。

 

西の浜 の基本情報
スポット名: 西の浜
料金:無料
アクセス: 港から車で約2分、徒歩で約10分
平均滞在時間 約120分

 

↓移動時間:徒歩20分

15時 黒島研究所

 

黒島研究所


黒島でウミガメやサメ、サンゴなどの研究をしている施設で、見学することができます。研究所という名前のとおりウミガメの生態を研究し本などを出版されています。
黒島はウミガメの産卵スポットとしても有名で、産卵シーズン中は、研究所がナイトガイドを行っているので興味のある方は参加してみてください。

 

黒島研究所の基本情報
スポット名: 黒島研究所
料金:無料
アクセス: 西の浜から徒歩で約20分
営業時間:9時00分~18時00分
平均滞在時間 約120分

 

↓移動時間:徒歩5分

17時半 プズマリ

 

プズマリ


琉球王国時代に海上交通を監視する遠見台として使われていた琉球石灰岩を積み重ねた小山です。黒島で一番高い場所にあり歴史を感じさせます。サンセットスポットとしても有名。

 

プズマリの基本情報
スポット名: プズマリ
アクセス: 黒島研究所から徒歩で約5分
平均滞在時間 約60分

 

18時 宿に帰って夕食

19時 黒島研究所のナイトガイド

ウミガメの産卵ナイトガイドに参加してみませんか? 黒島では産卵シーズンになると週に一回ほどウミガメが上陸し産卵していくことで知られています。黒島研究所はウミガメの研究をされており、ナイトガイドも開催されています。貴重なウミガメの産卵シーンを黒島で見学してみませんか?

 

黒島研究所のナイトガイド
ツアー名: 黒島研究所のナイトガイド
平均滞在時間 約120分

 

21時半 宿に帰宅

 

2日目

7時半 ゆっくりと起床し、朝食

移動時間:宿から徒歩20分

9時 黒島展望台

 

黒島展望台


『日本の道100選』に選ばれた道沿い、小学校の並びにそびえ立っている展望台です。まっすぐに伸びた黒島の道や牧場を展望台から眺めてみませんか?

 

黒島展望台の基本情報
スポット名: 黒島展望台
平均滞在時間 約30分
アクセス: 港から徒歩で約20分

 

↓移動時間:徒歩20分

10時 伊古桟橋

 

伊古桟橋


青い海の中にまっすぐ続く桟橋で昔ながらの黒島の文化を伝えてくれる桟橋です。現在は桟橋としては利用されてはいません。2005年に国の登録有形文化財に登録されました。

伊古桟橋の基本情報
スポット名: 伊古桟橋
平均滞在時間 約60分
アクセス: 黒島展望台から徒歩で約20分

 

12時 お昼ご飯

13時半 黒島灯台

 

黒島灯台


黒島灯台は、ハートアイランドのちょうどトンガリの部分に位置する灯台です。ハートの形の起点の部分に位置することからカップルで訪れると恋愛が成就するといわれている、まさに島のランドマークです。
夕景・夜景ともに美しい光景を見ることができるスポットとして知られますが、冬場には水平線上に南十字星が見えます。黒島に泊まることがあれば必ず押さえたいポイントですね

 

黒島灯台の基本情報
スポット名: 黒島灯台
料金:¥5,900/人
アクセス: 伊古桟橋から徒歩で約30分
平均滞在時間 約120分

 

↓移動時間:徒歩1時間

16時 宿に戻りチェックアウト 自由時間

17時35分 フェリーで石垣島へ

18時 石垣島到着

 

黒島へ行く時の注意点

黒島は人も少なくのんびりとした島です。そのため昼食をとるところが少ないので事前に連絡をして確保しておく必要があります。また南の島ですので紫外線が強く肌が弱い地とは負けてしまうこともあるので紫外線予防は徹底しましょう。

 

 

終わりに

黒島についてご紹介いたしました。いかがだったでしょうか。
黒島はもともとはサトウキビの島でしたが現在は牛の島で、島の住民よりも牛の頭数のほうが多いという驚きの島でしたね。浜にある石や岸壁など牛に見えるスポットも多くあり、牛の島になるべくしてなったのかもしれませんね。またウミガメの産卵スポットとしても世界的に知られており、運が良ければ産卵シーンを見ることができるかもしれないしまです。
そんな島ではのんびりとした時間を過ごすことができ、日ごろの人々の喧騒から離れることができる孤島です。日々の生活に疲れた時は是非訪れてみてはいかがですか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。