現地コラム

COLUMN

石垣島のビーチ・海水浴場で気を付けたい7つの注意点

2020-01-27 05:03
LINEで送る
このエントリーを Google ブックマーク に追加

透き通ったマリンブルーの海。石垣島の海には、吸い寄せられるような魅力がありますよね。

 

ですが、いくらきれいな海でも水辺は水辺。常に危険と隣り合わせであることも頭に入れておきましょう。

 

非常に残念ですが、石垣島でも水難死亡事故は発生しています。

 

楽しい思い出は命あってこそ。石垣島のビーチで遊ぶ際に気を付けておきたいポイントをまとめました。

 

石垣島のビーチ・海水浴場で遊ぶ時の注意点

「離岸流」(リーフカレント)に注意!

穏やかに見える石垣島の海ですが、一部では「離岸流」(リーフカレント)と呼ばれる沖方向への非常に強い流れが発生するエリアがあります。

 

この離岸流につかまると、いとも簡単に沖方向に流されてしまうので注意が必要です。泳ぐのが得意な人でも流れに逆らうことは不可能です。

 

最大で100メートル流されることも!

最大で100メートル流されることも!

 

離岸流に巻き込まれたときは、流れに逆らわず、流れに対して垂直方向に泳ぐと流れから抜け出すことができますが、やはり必要以上に沖方向に出ないことが一番の対策でしょう。

 

 

危険生物に注意!

石垣島の海にはたくさんの生物が暮らしています。

 

中には攻撃的な生き物や命にかかわる毒をもった生き物なども発見されています。

 

ミノカサゴ

危険生物の代表格、ミノカサゴ。

 

生き物にはむやみに餌付けしたり、触らないようにしましょう。

 

カクレクマノミ イソギンチャク

かわいいカクレクマノミが隠れているイソギンチャクは触手に毒をもっています!

サンゴは触らないで!

石垣島の海の中では様々なサンゴを見つけることができますが、体がサンゴに触れないように心がけましょう。特にサンゴの上に立つのはご法度です。

 

石垣島 サンゴ

石垣島のサンゴ

 

実はサンゴの表面は非常に鋭く、少し触れただけで人の肌を容易に傷つけてしまいます。

 

また、意外かもしれませんがサンゴは毒をもっています。この毒が傷口に触れるとサンゴ皮膚炎を引き起こし、傷口周辺が長期にわたってかぶれてしまいます。

 

そしてこのサンゴ皮膚炎…とにかく猛烈に痒い!しかも治るのが遅い!超厄介!

 

痒~い旅行にしないためにも、サンゴは見て楽しみましょう。

 

ライフジャケットを必ず着用!

石垣島での水難死亡事故原因として多く挙げられるのがライフジャケットの未着用です。

 

「私は泳ぐのが得意だから」は通用しません。

 

先述の離岸流に巻き込まれて体力を奪われたり、危険生物の毒やその痛みで体がマヒしてしまったとき、ライフジャケットがなければパニック状態のまま溺れてしまいます。

 

ライフジャケットはいわば命綱。ライフジャケットさえ着用していれば、万が一の際の救命率が大幅に上がります。

 

ライフジャケットを着用している男女

ライフジャケットは命綱!

 

 

遊泳禁止エリアでは泳がない!

石垣島の海は本当にきれいですが、安全が保障できないため遊泳が禁止されている海も存在します。

 

美しい海を見るとつい入ってしまいたくなりますが、遊泳禁止の海では景色を楽しむだけにとどめましょう。

 

危険な海流が発生していたり、危険生物が発生していたり、遊泳が禁じられているそれなりの理由あるのです。

 

 

飲酒中・飲酒後は絶対に海に入らない!

お酒に酔った状態で海に入る行為は非常に危険です。ほぼ自殺行為です。お酒は海水浴の後のお楽しみとして取っておきましょう!

 

 

台風前後の海は超危険!

台風が通過中の海が大変危険であることは言わずもがなですが、台風通過前後の海も非常に危険です。

 

台風の前後は海況の変化も激しく、晴れていて一見穏やかそうに見える海も、台風の影響で海上・海中は大きく荒れている可能性が高く危険です。

 

台風の前後数日間の海水浴は慎重に検討しましょう。

 

さいごに

いかがでしたか?

 

石垣島の大自然はとても美しく、人々を魅了します。ですが、時にその自然は脅威となり牙を剥くこともあります。

 

せっかくの石垣島旅行。怖い思い・悲しい思いをしないためにも、安全第一で石垣島の海を楽しんでくださいね!

LINEで送る
このエントリーを Google ブックマーク に追加