石垣島の観光スポットの美崎御獄の行き方と遊び方について！

みなさんこんにちは！
石垣島には神社がないことをご存知でしょうか？その代わりに御嶽という、本土でいう神社のような神聖な場所があります。村の公事や祭事が行われる、島民にとって大切な場所です。美崎御獄は航海安全を祈願する御嶽です。
本記事では美崎御獄についてご紹介いたします。

 

 

 

美崎御獄とは

美崎御獄は石垣島港離島ターミナルから車で5分の場所に位置する御獄です。冒頭でご紹介した通り、御嶽は島民の信仰の場となっており、本土でいうところの神社に相当します。美崎御獄は航海の安全を願い作られた御獄であり、島民がよく足を運びます。入り口付近は大きな木々が立ち並び粛々とした雰囲気が漂います。1956年には県指定の有形文化財として登録されたとても貴重な文化財です。

 

美崎御獄の行き方

 

 

石垣港離島ターミナルを出て右手の道を直進し、”文館前”の交差点を右折します。真っ直ぐ進み、二つの交差点を越えたら右手に現れます。

 

美崎御獄の詳細情報

 

 

御嶽は”うたき”と呼ばれ、琉球神道の聖域のことを指しています。その聖域の一つである美崎御獄は、航海の安全祈願のために造られました。周囲を海に囲まれた石垣島では、長年にわたって漁業が盛んに行われました。また、周辺離島との親交もあるためよく舟が利用されます。そのため、航海安全の御嶽である美崎御獄は多くの島民から信仰を集めています。琉球神道の聖地に指定されていたり、以前は男子禁制だったことなども相まって、とても厳格な雰囲気を漂わせています。

 

span style=”font-size: 12pt;”>美崎御獄の奥へと進んでいくと”イビ”と呼ばれる神域があります。ここは神職者しか立ち入ることができません。神職者であっても祭祀の時のみしか入ることが許されないとっても神聖な場所です。許可なく立ち入ると心身に異常をきたすと信じられています。遊び心で入ったりは決してしないようにしましょう。

 

 

そんな美崎御嶽はオヤケアカハチの乱が起きた時、真乙姥という女性が琉球王府軍の無事を祈った聖地としても知られます。真乙姥の祈願が叶い、その功績を琉球王府に評価され神職を与えられました。ですが、真乙姥の姉は反乱を起こしたオヤケアカハチへと嫁いでしまっていたため、その一族が謀反を起こす可能性があると疑いをかけられました。真乙姥は疑いを晴らすべく、琉球王府軍が一人も欠くことなく首里帰還を果たすように祈願し、それが成功しました。これらの実績を讃えられ、政治的に重要な役目を与えられ、死後には真乙姥の墓が美崎御嶽として祀られました。

 

美崎御獄の遊び方

 

 

美崎御嶽は神聖な場所であり、地元の方から信仰を集めるとても大切な場所です。なので、無闇に立ち入ったり騒いだりは決してしないようしましょう。島民の方々へのリスペクト・配慮を忘れず訪れるようにしましょう。
美崎御嶽は市街地からも近く、ご飯やお茶をするのにもちょうど良い場所です。時間ができたちょっとした時にふらっと立ち寄るのもいいですね。石垣港離島ターミナルからは車で5分もかからないので、周辺離島へ行くフェリー待ちの合間に美崎御嶽を散策するのもいいですね。

 

 

他にも、周囲には石垣島のスーパースター具志堅用高さんのモニュメントや宮良殿内など観光スポットが盛り沢山です。南方へ行くと、サンライズやサンセット、星空を美しく望める絶景スポットであるサザンゲートブリッジもあります。サザンゲートブリッジを渡ると、人工島である南ぬ浜町があります。南ぬ浜町には人懐っこい野良猫がたくさんいる他、管理体制がしっかりとした人工ビーチ、イルカと触れ合えるアクティビティ体験など楽しむことができる場所がたくさんあるので要チェックです！
市街地には、石垣島の特産である石垣牛や八重山そばを堪能できるお店もあるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

 

 

まとめ

美崎御嶽についてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
航海安全を祈願する美崎御嶽がつくられた歴史には悲しい成り立ちがありました。
そんな美崎御嶽のおすすめポイントは以下の通りです。

 

 

以上のことをチェックして、ぜひ美崎御嶽に足を運んでみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。