現地コラム
COLUMN
石垣島の観光スポットの桃林寺仁王像の行き方と遊び方について
みなさんこんにちは!
石垣島を含む八重山には八重山独自の歴史が数多く残っています。現存する沖縄最古の木彫像は石垣島の桃林寺仁王像といわれています。迫力ある桃林寺仁王像ですが、様々な出来事があって桃林寺の山門に今でも現存しています。本記事ではそんな歴史ある桃林寺仁王像についてご紹介いたします。
目次
桃林寺仁王像とは
桃林寺仁王像は桃林寺の山門にある沖縄県最古の二体の木像です。山門に向かって右が密迹力士像、左が金剛力士像です。1737年に、八重山列島産のオガタマキノを原料として久手堅昌忠に作られました。その後にすぐに大津波により流され破損してしまいましたが、無事発見され復元し今の形で山門に戻されています。津波からも舞い戻る強さをビジュアルからも感じられます。凄みのある迫力抜群の佇まいにはパワーをもらえます。
桃林寺仁王像の行き方
石垣島離島ターミナルの出入り口を出て左手の道路をまっすぐ進みます。市役所通りで左折してまっすぐ進んで、桃林寺西通り線を右折してしばらくまっすぐ進むと右手に桃林寺仁王像を確認できます。
桃林寺仁王像の詳細情報
石垣島の南部、離島ターミナルの近くに位置する桃林寺。八重山に寺社がなかったことから1614年に琉球王国が薩摩藩の進言により臨済宗妙心寺派の寺院として建立したといわれています。これが沖縄最古の木造建築物であり最古の寺院とされています。さらに、1737年には山門には沖縄最古の木彫像である桃林寺仁王像も祀られました。1956年には桃林寺仁王像は沖縄県の有形文化財に指定され、そこに併設される権現堂もまた国の重要文化財に指定されることとなりました。
1771年の明和の大津波により、仁王像の二体とも流され、桃林寺と権現堂も大破しました。のちに復元され、流された桃林寺仁王像は手足が破損した状態で崎枝湾の海岸に打ち上げられていました。完全に復元され、再度桃林寺山門に設置されています。
山門は特徴的な赤瓦の屋根であり、沖縄らしさを感じます。山門を超えて桃林寺本堂では約400年もの歴史を誇る落ち着いた趣と心地よい静寂が心身ともに洗われる気持ちになります。桃林寺内にはキジムナーと呼ばれる妖精の棲家になっているといわれているガジュマルの木が植生していたり、御朱印をもらえたりします。
仁王像で迫力を感じた後は、国内最南端の寺院の御朱印を頂いちゃいましょう!
桃林寺仁王像の遊び方
桃林寺仁王像が祀られる山門にはもちろん桃林寺があります。桃林寺は石垣島で2番目に初詣に訪れる人が多いことで知られます。そのため、年末年始はとくに地元の方や観光客の方で大混雑します。石垣島は周囲を海に囲まれており、漁業も盛んに行われることから豊漁の祈願してお祈りされることも多いようです。権現堂や唐人墓もあるので一緒に観光して回るのもいいですね。
桃林寺は市街地・離島ターミナルからとても近いため、フェリー何処かの離島へと行くときなど待ち時間がある時はふらっと立ち寄るのにもいいかもしれませんね。実際に桃林寺仁王像に訪れると、仁王像が祀られる赤瓦の山門は特徴的であり、入り口ではお守りの販売もしているので気軽に選んで購入することができます。お守り代もお賽銭箱に入れるという文化がありとても面白いです。近くにはカフェやお食事処もたくさんあるので、食事後の散歩として参画して回るのもいいですね。
住所:沖縄県石垣市石垣285
アクセス:離島ターミナルから徒歩約15分、石垣空港から車で約20分
駐車場:あり
お食事処:あり
トイレ:なし
まとめ
桃林寺仁王像についてご紹介いたしました。いかがだったでしょうか。
力強さを感じる桃林寺仁王像は沖縄県の有形文化財に指定される貴重な文化遺産でした。
そんな桃林寺仁王像のおすすめポイントは下記の通りです。
・凄みあるビジュアル
・沖縄最古の木彫像
・八重山らしい赤瓦の山門
・津波にも耐える強さ
・離島ターミナルアクセス良好
上記のことをチェックして、ぜひ桃林寺仁王像に足を運んでみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。