現地コラム

COLUMN

石垣島と医療

2020-02-25 01:21
LINEで送る
このエントリーを Google ブックマーク に追加

石垣島にある病院について知っておくと、安心して旅行を楽しむことができるでしょう。

 

石垣島に病院はあるのでしょうか。

 

ドラマなどのイメージで島に診療所が1つしかないのではないかと思っている人もいるかもしれません。

 

実際はどうなのでしょうか?

 

万が一石垣島での旅行中にケガ病気になってしまった時にはどのようにすればいいのでしょうか?

 

そこで、安心して旅行ができるように石垣島の医療事情についてご紹介致します。

 

石垣島の医療事情 

 

石垣島には約5万人が住んでいます。

 

スーパーやコンビニ、ホームセンター、家電店など日常生活で必要なものは一通り揃っています。

 

なので、もちろん病院もあります。

 

1番大きな病院は、県立八重山病院で、24の診療科、病床数302の総合病院です。

 

救急の患者さんを24時間受付けており、石垣島はもちろん周辺の離島医療の基幹病院として地域の医療を支えています。

 

次に大きな病院は徳洲会病院かりゆし病院で、診療科は9~10で、入院施設もあります。

 

また健診人間ドックも受けることができ、地域の予防医療や病気の早期発見に役立っています。

 

他にも内科、外科の病院・クリニックは約15箇所ほどあります。

 

その中の1つの上原内科医院では、昼間に病院に行く時間がとれない人のために診療時間を平日の午後17時~22時にしています。

 

共働きの多い石垣島では子どもの予防接種などをに受けさせることができてとても助かっています。

 

日中病院に行く時間がない人は、こちらの病院を利用してください。

 

また、耳鼻咽喉科、整形外科、眼科のクリニックがそれぞれ2つ、小児科、産婦人科、皮膚科のクリニックが1つずつあります。

 

さらに、歯医者は16箇所もあり半数以上は土曜または日曜日も診察しており、通いやすくなっています。

 

石垣島は海に囲まれている島だからこそ、での事故が多く発生します。

 

もし海で何かあった場合には、海上での緊急通報用電話番号『118番』にすぐに連絡して、指示に従いましょう。

 

周辺離島に医療機関はあるの? 

 

石垣島から定期観光船が出ている竹富島、小浜島、黒島、西表島、波照間島には診療所があります。

 

西表島には東部地区の大原と西部地区の上原にそれぞれ1つずつ、その他の島には1つずつの診療所があります。

 

鳩間島には診療所はありませんが、船で10分の位置にある西表島上原の診療所の医師が巡回診療という形で鳩間島に住んでいる人を診てくれています。

 

診療所では大きな病気を診ることはできないので、石垣島にある病院と連携して離島の医療を支えています。

 

救急の場合などで間に合わない時にはドクターヘリ県立八重山病院に搬送されることもあります。

 

他にも歯科診療所が、西表島の東部地区、西部地区と波照間島にそれぞれ1つずつあります。

 

歯科診療所のない離島の人はで石垣島の歯医者に通うことになります。

 

人工透析中だが石垣島に行きたい!

 

腎臓の機能が働かなくなって、人工透析を受けている人でも旅行を楽しむことはできます。

 

人工透析中の人が日常生活で1番気をつけることは、自己管理です。

 

旅行先でも自分が透析を受ける日には、きちんと受けなければいけません。

 

そのため、旅行先で人工透析を受けられる病院があるかどうかを調べる必要があります。

 

石垣島では人工透析ができる病院が3つあります。

 

旅行者を受け入れているのが現在1つで石垣島徳洲会病院です。

 

病室にはテレビWi-Fiが完備されており、食事を注文することもできるので、人工透析中の約3時間を快適に過ごすことができます。

 

主治医と相談して無理のない旅行の計画を立てれば人工透析中の方でも石垣島へ行くことができます。

 

妊婦でも石垣島旅行をしたい! 

 

出産する前のある程度自由がある期間の妊娠中に旅行へ行きたい。

 

夫婦2人の思い出を作りたいと思われる方も多くおられると思います。

 

しかし、いろいろな不安な面があると思います。

 

飛行機に乗らなければならないなどの不安がありますよね。

 

実際、石垣島にはたくさんの妊婦さんが旅行に来られます。

 

妊娠中でも安定期で医師と相談して問題なければ旅行を楽しめます。

 

ただ、妊娠中は普段と違い、注意することも多くなります。

 

長時間飛行機で座りっぱなしでは下肢静脈血栓症が起きやすくなるので、水分をこまめにとり、を動かすように心掛けます。

 

また、気分が悪くなった時など、トイレに行きやすいように席は通路側にしておくと安心です。

 

そして、無理のないスケジュールで、休憩をとりながら観光を楽しむようにすると良いでしょう。

 

いざという時のために産婦人科を事前に調べておきましょう。

 

石垣島で産婦人科のある医療機関は2つあります。

 

1つめは、八重山地域で唯一入院施設が整ったお産のできる県立八重山病院です。

 

2つめは、まつおレディースクリニックという病院で妊娠中期までの診察をしており、お産はできませんが土曜日も診察しています。

 

ドラックストアはある?

 

病院に行く程ではないが、体調が悪いのでお薬が欲しい時には一般用医薬品の置いてあるドラックストアが便利です。

 

石垣島にはドラックイレブンが2つあり、ドッラクモリが2つあります。

 

登録販売者のいる比較的大きめのドラックストアです。

 

規模は小さいですがドラックイレブンは石垣空港内にもあり、これから旅行を楽しむために用意しておきたいものが購入できます。

 

さらに、スーパーのマックスバリューやディスカウントストアのドンキホーテにも一般医薬品が置いてあるので、他の買い物のついでにも購入することができます。

 

まとめ 

 

石垣島には病院が多数ありますが、近くの離島には病院のない島もあります。

 

楽しい旅行にするためには、体調を整えておくこと、無理のないスケジューリングが大切です。

 

そして、健康保険証お薬手帳常備薬などの持ち物を用意しておくと安心です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

LINEで送る
このエントリーを Google ブックマーク に追加