現地コラム
COLUMN
サトウキビ・黒糖
みなさんこんにちは!
沖縄の民謡などで”ウージ“という言葉を聞かれたことはございますか?
また、”ウージ“という言葉の意味をご存じでしょうか。
ウージとは沖縄の方言でサトウキビのことを指します。
サトウキビの多くは沖縄県で生産されており、黒糖の原料となっています。
黒糖は栄養素が非常に高いことで有名ですし、一時期には大ブームになったこともある程です。
石垣島を含め八重山諸島ではサトウキビ畑が多く存在し、新鮮なしぼりたてのサトウキビジュースやサトウキビを使用したスイーツを食べることができます。
本記事では、サトウキビやサトウキビ畑についてご紹介します。
목차
サトウキビとは
<サトウキビの写真>
冒頭でもご紹介した通り、八重山諸島ではサトウキビ農業が行われています。
石垣島の農業の約6割を占めているのがサトウキビであり、非常に重要な作物の一つなんです。
八重山諸島でサトウキビの栽培が行われているのは、石垣島、西表島、小浜島、波照間島、与那国島の5つの離島です。
この5つの島の内、黒糖製造を行っているのは、西表島、小浜島、波照間島、与那国島の4島のみなんです。
これらの黒糖製造をしている島では、昔ながらの製法で黒糖作りが行われています。
石垣島のサトウキビ栽培
<サトウキビ畑の写真>
石垣島では、サトウキビ、肉用牛、水稲、野菜、パイナップル、たばこといった多様な農畜産物が生産されています。
その中でもサトウキビは島の耕地面積のなんと約半分に作付けされているんです!
台風襲来や土壌害虫の食害を考えて、作型は夏植えが中心であり、春植えおよび株出しはほとんど行われていません。
収穫方法の約6割は、ハーベスターによる機械収穫であり、全茎無脱葉収穫が約3割、クリーンケーンが約1割となっており、植え付けも全茎式プランターが主流で機械化が進みつつあります。
広大な敷地での農作物の栽培であるものの後継ぎがなかなか見つからず、機械の導入を進めるしかないのです。
サトウキビを味わう
サトウキビジュース
<サトウキビジュース>
島民の暮らしを支えてきたのがサトウキビの農業であります。
サトウキビの絞り汁は、ミネラルやカルシウムが豊富であり、天然の健康食品とも言われています。
サトウキビをご覧になったことがある方はご存知かもしれませんが、サトウキビの皮は非常に硬いです。
そんな硬いサトウキビの茎をつぶしてしぼり汁を抽出する専用の絞り機があるんです。
サトウキビをセットすると、10秒ほどでプレスされてジュースが出来上がります。
絞りたてのサトウキビジュースは、すっきりとしたキビ砂糖の甘さを感じることができます。
黒糖
<黒糖の写真>
黒糖ドーナツや黒糖飴などさまざまな商品に使用されている黒糖ですが、今から約300年前の江戸時代から生成されるようになりました。
中国からの輸入が主で、当時は黒糖工場が数百もありました。
現在では工場数はめっきり減ってしまいましたが、残った工場では今でも当時の精製方法を受け継ぎ昔ながらの味を守っています。
サトウキビ農園
川平観光農園
<川平観光農園の写真>
サトウキビの農園としても有名なのが川平観光農園です!
川平観光農園では、先ほどご紹介しましたサトウキビジュースの提供があります。
農園内の畑でサトウキビを栽培しており、採れたてのサトウキビを絞ってサトウキビジュースを飲むことができます。
こちらの農園では、実際にサトウキビを収穫するところから体験できるので、自分で獲ったサトウキビを味う貴重な体験ができます。
石垣島のフルーツ農園フォーユー
<石垣島のフルーツ農園フォーユーの写真>
石垣島のフルーツ農園フォーユーは、平成30年2月28日にエコファーマーの認定をいただいた数少ない農園です。
エコファーマーとは下記3項目の技術導入を県知事から認定された農業者の総称です。
①土壌分析に基づいたたい肥や緑肥による土づくり技術
②化学肥料の使用量の3割程度低減技術
③化学合成農薬の有効成分使用回数の3割程度低減技術
上記3項目をご覧になってわかる通り、エコファーマーに認定されている農園で育つ作物は、有機栽培で健康にもとても良いことが分かります。
作物にも消費者にも優しい農業をしていることがご理解していただけると思います。
そんな安心安全な石垣島のフルーツ農園フォーユーのサトウキビをご賞味ください。
さいごに
サトウキビについてご紹介いたしました。
いかがだったでしょうか。
サトウキビの多くは沖縄で栽培されており、それは江戸時代から続いているとは驚きでしたね。
また、精製方法もそのまま伝承していました。
サトウキビはとても栄養が豊富で魅力たっぷりな作物でした。
ぜひ農園に足を運び、フレッシュなサトウキビを堪能してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。